サロン品質の
インバストリートメント
業務用トリートメント |
サロン様のご希望は様々で多岐にわたります。当社では施術されるユーザー様目線の商品開発を行うためにお客様の要望をお伺いしてできてくる試作品をご要望通りきちんと仕上がっているかを検証いたします。当社と提携している美容サロンへサンプルを持ち込み熟練スタッフによる実際の使用感チェックを行ないます。より品質の高い商品作りを進めます。CMC補修成分配合や毛髪保護成分のケラチン、コレストロールやセラミド等を配合した商品などの開発を承ります。 |
いちからお客様と商品開発を行なっていく完全オリジナル商品です。
髪質はお客様一人一人、世代間ごとなどで千差万別です。そのため基本的なサンプルという概念はなく、施術されるユーザー様のご希望に合わせた完全オーダーメイドの商品としています。ハリ・コシが欲しい場合としっとりまとまる髪質が欲しい場合とでは成分構成が変わりますし、補修したい髪のダメージの種類によっても進め方が違います。ご希望されるイメージにするために何回か試作品をご提案させていただくこともあります。試作品の評価はお客様と共にプロの目で進めます。
まずは理想の髪質を具体的にお聞かせください。
トリートメントの試作品を作成する際どんなことを最優先にしますか?
- 仕上がりの軽さと頭皮に対しての優しさが欲しいのでノンシリコンで進めたい
- ヘアーカラーのもちがよくなる内容で進めたい
- パーマで痛んだ髪の補修用で考えている
- その両方をバランスよく補修できるものにしたい
- パサつきを抑えてしっとりと髪がまとまるなど使用感優先で考えたい
- 髪のうねりを抑えたい
- 香りがいいものにしたい
髪の悩みは人それぞれです。まずはお客様の顧客にどんな髪質になっていただきたいかをお聞かせください。
髪の主成分はタンパク質です。
髪の中の成分構成は約8割がタンパク質です。
髪のタンパク質の素となるアミノ酸
髪のタンパク質は18種類のアミノ酸から出来ています。髪はダメージを受けても自己修正することはできません。普段の食事でアミノ酸を含んだものを取り込んだり、シャンプーの仕方やドライヤーなどを正しい方法で行うことが大切です。ダメージの原因は様々なので補修するためのトリートメントも具体的な目的をはっきりして試作開発を行うことが求められます。
グリシン 7.3 | アラニン 4.0 | バリン 4.7 | ロイシン 8.4 | イソロイシン 2.2 | フェニルアラニン 2.7 |
プロリン 3.7 | アスパラギン酸 6.0 | スレオニン 7.2 | セリン 7.6 | チロシン 7.6 | メチオニン 1.0 |
トリプトファン 0.7 | シスチン 16.0 | グルタミン酸 12.3 | アルギニン 9.6 | ヒスチジン 0.9 | リジン 2.6 |
これらのアミノ酸が流出してしまうと髪のダメージとなります。特に黄色いアンダーバーで示したアミノ酸がカラーやパーマで流れ落ちてしまうと髪にダメージが起こります。
髪の水分についての考え方
髪の水分量はグラフのとおり11~13%です。一般の方の感覚ですと髪の毛が乾く直前くらいが一番しっとりして良いと思われがちですが、しっとりしすぎると髪は扱いにくくなりますし髪のボリュームが出ない場合もあります。髪の保湿感の調節は非常に繊細です。
髪のキューティクルの構造
ご存知の通り髪の構造は上の図のようになっています。しかしキューティクルが開いて髪の栄養素が流れ出てしまったりダメージで剥がれてしまったりする原因にはどんなことがあるか意外と知らずに過ごしていることがあるかもしれません。
髪の構成要素の名称 | 特徴 | ダメージの原因 |
キューティクル | 通常5〜6枚の層になっている。水に濡れると開いた状態になります。 | タオルでゴシゴシ拭いてしまうと摩擦で傷がついて傷みます。かといって濡れた状態のまま放置も雑菌のもとですので厳禁です。またヘアーカラーやパーマを繰り返すことで剥がれ落ちて傷みます。ドライヤーの熱でも傷みます。 |
コルテックス | 繊維状になったタンパク質の束が集まったものです。 | キューティクルが傷んでしまうことでコルテックスのタンパク質や水分が乾燥などのストレスにさらされて次第にスカスカになり枝毛やチリ毛になります。 |
CMC | キューティクル同士の境目を接着している脂質成分を含む細胞膜複合体 | 紫外線やヘアカラー(ブリーチ)などで傷みやい。 |
キューティクルのダメージ補修が期待できる成分
代表的な成分
ジラウロイルグルタミン酸リシンNa | 脂肪酸と複数のアミノ酸(ペプチド)を結合させた成分です。毛髪表面をコートしてハリやコシを与える効果が期待できます。浸透性が高く洗い流しても髪に残りやすい特徴があります。 |
加水分解ウールキューティクルタンパク | 羊毛からごくわずかしか採取することができない希少なキューティクルタンパク質を用いた成分です。 毛髪強度を高め、しっとり感やハリコシを与えるため、健康的なツヤ髪を実現します。 |
加水分解シルク | 蚕の絹繊維を原料とした成分です。 シルクの主成分は髪のたんぱく質を構成する成分の一つであり、保湿効果や抗酸化作用があります。 髪に対して浸透力が高いので、補修効果も高く艶も与えハリコシの向上も期待できます。 |
ユズ果実エキス | ヒトの角質セラミドに近い成分を含有している、天然フルーツセラミドです。ダメージが進行した髪のキューティクルのリフトアップを改善する効果あります。毛髪表面をなめらかに整え、内部成分の流出を防ぎ、ツヤとハリコシを与えます。 |
髪の保湿が期待できる成分
保湿成分の一例
メドウフォーム油 | メドウフォーム油は皮膚に保水性の膜を形成し閉塞性により皮膚の水分蒸発を抑え、その結果として皮膚に柔軟性や滑らかさを付与する高いエモリエント性を有している。 |
マカデミア種子油 | 髪に薄い皮膜をつくることで、水分などの揮発を防ぐ効果が期待できます。 |
セバシン酸ジエチル | 油溶性があるので、油性の有効成分を浸透しやすくするエモリエント作用があり、保湿効果にも優れています。 |
その他有効成分一例
γ-ドコサラクトン | 髪の毛内部に浸透しアミノ基と結合し、絡まり、ハリコシの改善効果が期待される成分です。 ヘアアイロンやドライヤーの熱を加えることで形状が固定され、補修効果が持続することが期待できます。 |
ポリクオタニウム-10 | 洗髪後のブラッシングまたは櫛の使用によって生じる静電気の発生の抑制、毛髪の柔軟化および滑りやすさの改善が期待できる成分。 |
現場の技術者目線で商品化をお手伝いいたします。
前述したように千差万別の髪質があるようにヘアケア商品もありとあらゆる商品が存在します。そんななかでも当社はサロンの現場を通して常にアンテナを張り技術者目線の商品開発を行なってまいります。